◤両親を寝たきりにさせない方法 ◢ その②-2
この内容の記事は、鍼灸とマッサージと介護予防の専門家。
デイトレでマッサージを担当する、T先生がお送りします♪
更に理解を深めましょう。
なぜ、
「もも上げ片足立ち」で、寝たきりリスクが推測できるのか?
の、その2です。
ひとつめに重要な筋肉は、
「大腰筋(だいようきん)」
でした。
では、ふたつめの筋肉は何か?
それは、
「中殿筋(ちゅうでんきん)」
という筋肉です。
中殿筋とは
骨盤と あしをつなぐ筋肉で、お尻のやや側面にあります。
この筋肉は、あしを横に開くための筋肉で、骨盤を支え安定して歩くために必須の筋肉です。
この筋肉が弱くなると、立ったときや歩いたときにバランスを保ちにくくなります。
中殿筋を鍛えましょう
「もも上げ片足立ちテスト」では、
立っているあしの中殿筋が強力に使われ、片足立ちのバランスを保っています。
ですから、もも上げ片足立ちテストでフラつきやすい場合は、この中殿筋が弱くなっている可能性が分かるのです。
高齢の方の中には、1秒も片足立ちになることが出来ない方がいらっしゃいます。
それはこの中殿筋が弱くなっていることが原因のほとんどです。
またこうなると、転んで尻もちをつきやすくなり、太ももの付け根を骨折することが多くなります。
このケガは、女性高齢者では寝たきりになる原因の最も多くを占めていますので、充分注意が必要です。
もちろん専用の筋力トレーニングを行なっても、この中殿筋を強くできるのですが、もっとも簡単に強くする方法は、
この間と同様やはり、
「(大股で)歩くこと」です!
歩くときにも中殿筋は力強く
使われていますからね。
ぜひ意識してみてください(^o^)o